当たり前の境界線を問い直す
PHOTOGRAPHY BY MAYUMI HOSOKURA
TEXT BY SAKIKO FUKUHARA
PHOTOGRAPHY BY MAYUMI HOSOKURATEXT BY SAKIKO FUKUHARA
セクシュアリティとジェンダーをベースに、人と動物や機械、有機物と無機物など、当たり前とされてきた“ボーダー(境界)”を再編する試みを続けてきた写真家、細倉真弓。人物のポートレイトやヌードをはじめ、植物や鉱物、郊外のランドスケープにネオンサインといった様々な対象を捉えた作品は、時に鮮やかな色のフィルターを通して表現されてきた。2019年11月には、相撲部屋を改築したという清澄白河のギャラリー「mumei」にて新作展「NEW SKIN」を発表。色彩を巧みに操り、女性写真家として様々なボーダーに対して新しい解釈を提示する細倉真弓さんに話を聞いた。